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月経困難症(生理痛)について
こんにちは。
つつじヶ丘整骨院の秋吉です。
今日は生理痛についてお話します。
生理痛=医学的には月経困難症と言います。月経困難症は大きく2つに分けられます。
⭐︎機能性月経困難症
機能性月経困難症は、身体に問題となる原因疾患がなく症状が現れます。強い子宮の収縮が原因とされており、月経困難症の大部分がこのタイプに分類されます。
生理時の出血(経血)を子宮外に排出するために、子宮を収縮させる物質のプロスタグランジンが分泌されるのですが、このプロスタグランジンが多すぎるため子宮が収縮しすぎてしまうのです。
⭐︎器質性月経困難症
もう一方の器質性月経困難症は、身体に何らかの原因疾患があって症状が現れます。原因は子宮内膜症や子宮筋腫、子宮腺筋症などの疾患があり、生理中以外にも症状が起こるケースがあります。
月経困難症、生理痛と言っても様々な症状があります。
・腹痛
子宮の中では生理が始まる少し前から、子宮を収縮させる働きを持つプロスタグランジンが分泌されます。プロスタグランジンは経血を子宮外に排出させる作用がありますが、同時に痛み・熱・腫れを引き起こす成分でもあります。このプロスタグランジンの作用によって子宮やその周囲の血管が収縮してしまい、腹痛となって症状が現れます。
・腰痛
生理中の腰痛も腹痛と同様に、プロスタグランジンの分泌が多すぎることで起こります。プロスタグランジンの働きで子宮や子宮周囲の血流が悪くなってしまい、骨盤の周りを中心にだるさや痛みが起こります。
・頭痛
生理中の頭痛は、女性ホルモンの一つであるエストロゲン(卵胞ホルモン)の分泌量が関与しています。エストロゲンは生理前にその分泌量が減少し、それに伴い血管の収縮を促す作用がある脳内物質のセロトニンも減少してしまいます。セロトニンの減少によって、脳内の血管が拡張してしまい頭痛が起こります。
・吐き気
吐き気も、プロスタグランジンの分泌量が多すぎることで起こる症状として挙げられます。プロスタグランジンは子宮だけでなく胃や腸も収縮させてしまうので、胃や腸が収縮すると胃に不快感が起こり、それが吐き気となって感じられます。
・貧血
生理中にめまいや立ちくらみがするなどの症状を感じることがありますが、これはほとんどが脳貧血の症状とされており、血液中のヘモグロビン値が低下する貧血とはまた違うものです。脳貧血は起立性障害、自律神経失調症の一つと考えられています。生理中はホルモンバランスが乱れがちになり、それに伴い自律神経が乱れることで脳貧血が起こりやすくなります。経血量が多すぎる方は鉄欠乏性貧血になっている可能性もあるため注意が必要です。
・イライラ
生理前や生理中に起こるイライラや不安感などの精神系症状の原因は、女性ホルモンであるエストロゲン(卵胞ホルモン)の減少です。エストロゲンには心も身体もリラックスさせる働きがあります。しかし、生理期間中はこのエストロゲンの分泌量が減少してしまうので、些細なことでイライラしたり、心の不安定になったりすることがあります。
生理痛がひどいときは、子宮内膜症、子宮筋腫、子宮腺筋症、骨盤内の感染などの疾患がある可能性も否定できません。仕事や学校を休むほどのひどい生理痛、生理が終わってもひどい痛みが変わらない、生理以外の出血(不正出血)などは早めに医療機関を受診してください。
つつじヶ丘整骨院の鍼灸治療は、機能性生理痛の緩和に効果的です。
生理痛に効果のあるツボなど、詳しくはスタッフにお尋ねください。
また骨盤矯正で骨盤内の血流を改善することで、プロスタグランジンの過度な分泌を抑え、生理痛が起こりにくい身体作りができます。
気楽にご相談ください。
生理中のに乱れやすくなる自律神経の不調については、下記ホームページもご覧ください。
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