アキレス腱炎
- 朝、足首が動かしにくい
- 歩き出しにてかかとが痛い
- 運動や外出にて沢山歩くとアキレス腱に痛みが出る
- つま先立ちをするとかかとに痛みが出る
などにて痛みが出る場合はもしかしたらアキレス腱炎かもしれません。
アキレス腱炎の痛みとは?|調布市つつじヶ丘整骨院
起床時の一歩目や歩行時・つま先立ち、運動時(ジョギング・ランニング・ジャンプ)にアキレス腱や周囲の痛みが出た症状になります。アキレス腱を指で押した後の痛み、アキレス腱周囲の腫れ、熱感がある症状もアキレス腱炎の症状になります。
まずアキレス腱を構成している筋肉はふくらはぎになります。
その中でふくらはぎの筋肉は腓腹筋とヒラメ筋は2つ合わせて下腿三頭筋と呼ばれています。
腓腹筋は太ももの骨から踵へつき、膝を曲げる作用と足首を下に曲げる(底屈)の役割があります。
ヒラメ筋は脛骨(すねの骨)と腓骨(すねの外側の骨)から踵につき、足首を下に曲げる(底屈)が主な役割になり、ほかにもつま先立ちや歩行、歩行時に地面を蹴る動作・立った状態で膝を曲げていくと時のブレーキ役割もあります。
アキレス腱は身体の中のもっとも大きく強固な腱です。下腿三頭筋は、踵の上部でアキレス腱となり踵の骨に繋ぐ組織になります。
筋肉や踵骨から血液を供給されていますがカカトの骨から2~6cm上には血液供給量が少なく、損傷しやすい部分でもあります。
アキレス腱の役割は、足関節を底屈(足首を下に曲げる)させる・ジャンプの着地などの衝撃の調整を行うことです。
アキレス腱は気付かれないところで、非常に重要な役割をしてくれています。
アキレス腱を痛める原因としては
・使い過ぎ(オーバーユース)
急な運動や過度の練習(長距離のランニングなど)、繰り返し同じ動作(ジャンプやストップ動作など)などはアキレス腱の負担が大きくなり、痛める原因になります。
・柔軟性の低下
疲労や身体を動かさなくなると筋肉や可動域が低下し、身体に負担が大きくなります。特に下腿三頭筋が硬くなっているとアキレス腱への負荷が増えて痛めるのリスクが上がります。
ふくらはぎや足首の柔軟性が非常に大切です。
・骨盤の歪み
日常生活や運動の特性によって、自分の見えない癖が起こり骨盤が歪んでいきます。本来であれば、左右均等に負荷がかかっていれば同時に両方に炎症が起こるはずです。しかし、骨盤の歪みがあれば片方のみに炎症が起こります。
土台となる骨盤が歪んでいると、足の長さも左右で変わってきます。
歪んだ状態で同じ動作をしたとしても、左右で加わる負荷は異なり炎症は片方に起こることが多いです。
・靴や地面の硬さ
運動時に裸足、靴が硬い・クッション性に乏しい場合は、衝撃を吸収しきれずにアキレス腱への負担が増えていきます。
また、アスファルトなど地面が硬い場所で運動をするのも同じことが起こります。
・腱の変性・加齢
年齢を重ねていくと、腱の柔軟性が失低下していき、張力も低下してしまい、軽微な外力でも損傷や炎症を起こしてしまいます。
アキレス腱炎はどんな症状があるのか?|調布市つつじヶ丘整骨院
アキレス腱炎は痛む場所によって、3つに分けられます。
①アキレス腱炎
アキレス腱自体に痛みが起こる状態です。
朝の寝起きや運動後に痛みを感じることが多いです。
血管があるため、修復が早いと言われていますが、微細な炎症を繰り返すことで、血管や細胞が増殖して、アキレス腱が肥厚してしまうと治るまでに時間がかかります。
②アキレス腱周囲炎
アキレス腱には周りを覆う膜が過度な負荷により、炎症を起こり、痛みがでます。腫れも足首やアキレス腱周囲など広範囲にあり、熱感や赤みが出ることもあります。
周り覆う膜はアキレス腱の代謝を助けたり、保護したりする役割があります。この部分は血管が通っていないため、アキレス腱炎よりも治るのに時間がかかるといわれています。
③アキレス腱滑液包炎
アキレス腱の付着部である踵には、滑液包という袋があります。
アキレス腱の後方には2つの滑液包があり、腱と骨との摩擦を軽減していますが、過度な摩擦により炎症を起こすことで痛みが生じます。
ひどくなると、アキレス腱が硬化してしまいます。
当院での治療|調布市つつじヶ丘整骨院
動きや症状に合わせふくらはぎへのアプローチをおこない、柔軟性をだす事で痛みを和らげます。
炎症のレベルによりテーピングをし、動きの制限を加えます。
鍼治療やハイボルテージ治療にてふくらはぎの筋肉を緩和、炎症の部分の回復を早めます。
この様に患者様の状態確認し、患者さんに合った治療を動きを交え確認しながら行っています。
アキレス腱炎は繰り返しの動作が原因となるので我慢しても痛みが消えていくことは極めて少ないです。
早めに処置をしないとふくらはぎの筋肉の柔軟性が低くなり、回復がどんどん遅くなってしまいます。
痛みや、違和感を感じたらまずはお早めに当院にご相談ください。
執筆者:
院長 大谷 輝彦
元々は施術を受ける側でしたが痛みを知っている方がより良い施術ができるのではと思い、今の業界に転職しました。
ご来院頂く皆様に心より元気になって頂けるよう、精一杯施術させて頂きます!