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シンスプリント
こんにちは。
つつじヶ丘整骨院の秋吉です。
新年度が始まって半月が経過しましたが、この時期から6月頃まで増加するスポーツ障害に、シンスプリントが挙げられます。
シンスプリントが春先に多いのは日本だけだそうです。
日本が4月から新年度が始まることと関連しています。
特に小学校や中学校入学から新しくスポーツを始める人が多い(初心者病と言われることも)のと、高校生や大学生はスポーツ経験者でも、あまり運動出来ない受験期間を経て新年度を迎える人が多いからです。
シンスプリントとは?
シン=shinbone、脛骨、スネ、弁慶の泣きどころ。
脛骨過労性骨膜炎、脛骨内側症候群、過労性脛部痛、などとも呼ばれます。
下腿内側に位置する脛骨の下方3分の1の部位に痛みが発症することが特徴です。痛みは脛骨に沿ってうずくような鈍痛で始まり、筋肉が骨に付着するラインに沿って起こります。
※これ以外の部位でも広義ではシンスプリントと呼ぶこともあるようです。
主な足関節底屈筋(腓腹筋、ヒラメ筋、後脛骨筋、長趾屈筋、長母趾屈筋)は脛骨に付着しており、それらが付着している脛骨の表面は骨を覆う膜(骨膜)があり、脛骨に付着している筋肉が骨膜を繰り返し引っ張ってしまうことで、骨膜の小さな損傷(骨膜炎)を起こし、下腿内側の痛みを発生させると言われています。
ある一点に集中する痛み、下腿全体が腫れあがる強い痛みは、疲労骨折やコンパートメント症候群など別の疾患の可能性も高いので、鑑別が必要です。
原因はオーバーユース(使い過ぎ)。
運動量・運動時間・運動日数・運動強度の増加。
繰り返しのランニングやジャンプを過度に行った際に発症しやすいです。
他には下肢の形態異常(O脚、X脚、回内足、扁平足)、下腿の筋肉の柔軟性低下、足関節の可動域制限などが発生の誘因になります。
フォームの変更、シューズの変更、運動環境の変化などが影響することもあります。
特に学生スポーツの新入生の急激な運動量の増加は1番の原因となります。他にも体重の増加(冬の間に太った‥)、環境の変化(グラウンドや床の状態)、新しいシューズ、などいろいろな原因があります。
大人でもランニングを始めたばかりの人の発生頻度が高く、20〜50%に発生するともいわれています。
新年度の健康診断の結果や新年度の抱負としてランニングでも始めようかと考えている方、運動頻度やランニングの距離は少しずつ増やすようにお気をつけください。
症状は以下のように分類されます。
ステージ1:痛みはあるが、ウォームアップにより消失する
ステージ2:ウォームアップにより痛みが消失するが、運動終了近くになるとまた痛む
ステージ3:日常生活に支障はないが、運動中は常に痛む
ステージ4:日常生活にも支障があるほど、常に痛む
⭐︎ステージ3以上は運動を中止する必要があります。
ステージ2以下の場合も、下腿の筋肉のストレッチ、下腿の筋肉のトレーニング、患部のアイシングを十分に行ってください。
ストレッチ、トレーニングについては次回へ続きます‥。
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